婚活失格
大親友からの手紙
こんにちは!ぴのめです。
私には、学生のときや結婚前に知り合い、今でも連絡を取り合っている友人が3人います。
先日のブログで私と距離を置こうとしていることが判明したのは、そのうちの一人。
ただでさえ友人が少ないのに。私の心は、波平の頭みたいな寂しさです。
詳しくはこちらをご覧ください。
そしたら、一昨日、3人のうちの別の友人Kちゃんから1年ぶりの手紙が届きました。
ありがたいことに、Kちゃんは、「ぴのめちゃんのことをずっと大親友だと思っている」と書いてくれています。
ありがたい。本当にありがたい。Kちゃんありがとう!
涙目になりながら読み進めていくと、こんなことが書いてありました。
「ぴのめちゃんは、恋愛とかしてる?いい人いないの?」
Kちゃん、ナイスな質問ありがとうございます。
これ、しょっちゅう聞かれます。
仲の良い人は私の今後を真剣に心配して聞いてきます。
それほどでもない人は、おそらく「昨日何してたの?」と同じくらいのご挨拶レベルで聞いてきます。
どちらにせよ、「いないよ。いい人いないかなあ」
と答えるのですが、内心は結構ボディブローが効いているんです。
年齢制限オーバー⁈
離婚する前は、いろいろと必死すぎて、自分の年齢のことも恋愛や再婚のことも、なにも考えられなかった。
やっと離婚して、子供と新居に引っ越した夜に、「お母さん、離婚するの遅すぎじゃね。今からじゃ再婚ムズくね?」と子供に言われてハッとしました。
そのあとで、このあたりで開かれる婚活パーティーの参加年齢制限45才を見事オーバーしたことに気がつき、私は愕然とします。
それでも離婚直後は、子供を学校に行かせなくちゃならないし、お金も稼がなくちゃならないし、引き続き必死です。
無我夢中で過ごしているうちに50代になってしまいました。
婚活失格
離婚後から現在まで、何もしないでいたわけではありません。
私のことを心配したシングルの先輩が、お互いの新しい出会いを求めて、何度か飲みに連れて行ってくれました。
今年のはじめ、先輩とカラオケスナックに行ったとき、男性2人組と一緒の席になりました。
先輩はそのうちの一人の男性と私がおはなしできるように、席を替わってくれました。
ところが、私は大人の男性とちゃんと話すのが久しぶりすぎて、普通に話すことができなかったんです。
スナックのお姉さんたちみたいに、会話のキャッチボールを楽しく返せないんですよ。
私ってこんなに話すのが下手だった?と思うくらいに、私のボールは彼に届かず、その辺をころころ転がっていきます。
つくり笑顔の裏で、冬なのに脇汗がでるくらい、焦りました。
さらに、彼は私の10歳年下だったので、彼の青春時代と私の子育て時代が被っていて、彼の音楽とか映画の話がよくわからない。
せっかく、先輩がセッテイングしてくれているのに情けない気持ちでいっぱいです。
離婚前後の10年間、私は、男性がほとんどいない職場で勤務していました。
会話といえば、同年代かそれより上のおばちゃんとの会話ばかり。すっかり油断していました。
婚活うんぬんより、男性と楽しくお話しする準備もできていない状態。
選手失格です。
出場停止
失格状態のまま、新型コロナ自粛に突入です。もはや婚活予行演習も、本番出場枠もない現状。
おひとりさまになって、ときどき寂しいなあと思っているときに、出場停止をくらっているわけです。
そんなときに「いい人できた?」と聞かれると、じわじわとみぞおちに聞いてくるんですよ。平然を装いながら、内心「それな」と思っています。
真剣に心配してくれる人たちは、本当にありがたい存在です。
その人たちにも良い知らせを届けたい。
Kちゃんからの手紙を読んで、改めてそう思いました。
今の社会情勢からいくと、私の出場機会は当分なさそう。
しばらくはおひとりさま生活を楽しむ時間が続きそうではありますが、
いつ出場チャンスが巡ってきてもいいように、日ごろから準備を怠らず、会話のキャッチボールの練習を欠かさないようにいたします。