比べるのは昨日のピノッキオ=ME

40代で離婚、50代でおひとりさまに。昨日の自分より一歩前にふみだすブログ。

おひとりさま初心者の私

f:id:kurapinome:20201103111319j:plain

おひとりさま歴6か月

こんにちは!ぴのめです。

私がおひとりさまになったのは、今年の4月。

現在おひとりさま歴6か月の初心者です。

離婚後5年間は、子供二人と暮らしていました。上の子が去年の春、下の子が今年の春、家を出て一人暮らしを始めたので、全員が一人暮らしになりました。

ちょうど新型コロナの影響を受け始めたころです。同じタイミングで仕事が自宅待機となり、そのうち世の中が外出自粛になりました。

外出もできず、家にひとりでしたが、自粛期間中はそれほど「おひとりさま」を意識していませんでした。

だって日本中いや世界中に「おひとりさま(仮)」があふれていて、テレビでも独身のタレントさんが話題にしてました。

自分だけじゃないと思うと気にならないものです。

むしろ、これまで同居人がいてできなかった、家の大掃除やら断捨離やら風水やら、ブログの立ち上げやら、撮りためたビデオを見たりと、ひとりで自由にいろんなことをして毎日があっという間に過ぎていきました。

その後、自宅待機が終わり、職場(小売店の店員をしていました)に出勤しました。売り上げが前年比1割以下に落ち込む中、人員削減となり、ひとり勤務が続きました。

もともと一日4~5人で回す小さいお店でしたが、早番遅番を各1名にして出勤は2人に減らされました。その2人の出勤が重なる時間はたった2時間です。

その間に引き継ぎ、発注、清掃など仕事が満載で、おしゃべりしている余裕はありません。

さらにお客様が少ないので「いらっしゃいませ」も減少。接触を減らすためにセールストークも最低限になりました。

結果、職場での会話が激減し、たまにお客様がいらしても、口が回らずどもっていました。情けない。

急におひとりさまの現実が私にのしかかってきました。家にいても一人、職場でも一人、そのうえ、お客様との会話も前年比95パーセント減。

コミュニケーションの苦手な私でも、人との会話がこれだけ減ると元気が出ない。孤独感が濁流のように襲ってきます。

私のモチベーションはがっくり落ち、メンタルのもやもやが深まる一方。思い切って転職活動を始めました。

それぞれの新しい生活様式

転職先は、新型コロナの影響が全くなく、テレワークとも無関係。平日勤務の土日休み。職場での会話も存分にあり、とりあえず平日はコロナ以前の生活に戻りました。

問題は土日です。

さすがに休日のあいだ誰とも話さない生活は、メンタルによくないし老化が早まりそうで心配。

それで、オンラインのコミュニティに参加して短時間でも毎日人と交流するようにしました。おひとりさまの私なりの「新しい生活様式」です。

想定外だったのは、土日に買い物に行ってみると、家族連れがいっぱいだということ。

もともと土日はどこに行っても家族連れがいっぱいですが、今年はより一層一家総出が増えている印象です。

おそらく、新型コロナの影響で、子供の行事・イベント・部活動も減っていて、一家全員が休日に家に揃っているんだろうと思われます。

それで、することもないし、みんなで出かけよう!となったら、近場で全員でショッピングとなるのでしょう。

GoToキャンペーンが始まってからは、ショッピングセンターの人出は減ってきたように感じますが、おそらく、一家総出で観光地に流れているんだろうと予想はできます。

半年近く、家族のお出かけが難しかったわけですから、一家揃ったらどこかに行きたい、行ったらきっと楽しいですよね。

ある意味「新しい生活様式」です。

そんな中、私1人でニトリとかに行くと、自分が異次元にいるような感じになります。

カートいっぱいに生活用品を買い込んでいるカップル、家族全員でクッションを選んでいる人たち、どの毛布にするか、すりすり触りながら選んでいるご夫婦。

そんな中、スープカップを1個だけ選んでいるおひとりさまの私。地球に降り立った宇宙人にように感じます。超異次元です。

超異次元を感じるのが嬉しいわけではないので、なるべく空いている時間に買い物に行くようにしています。三密回避にもなり、自分にも人類にも優しい行動です。

それを聞く?

最近よく聞かれるのが、

「子供もいなくて、土日一人で何やってんの?寂しいでしょ」

これ、しょっちゅう聞かれます。

おひとりさまの休日を赤裸々に答えたいところなのですが、私が休日に何をしているかなんて、みなさんご興味ないでしょう。

「寂しいでしょ」

これを言いたいんです。ですから、テッパンの答えはこれ。

「寂しいよー」

こう答えると相手は安心したように納得してくれます。間違いないです。

ところが、ここでうっかり

「休みの日は、ブログ書いて、SNSのコミュニティに参加して、コロナの中でもやってる公開講座に参加して、資格試験の勉強して、学習系YouTubeでお金の勉強してるよ」

と私なりの「新しい生活様式」を説明したらどうなるか・・・。

想定外の答えで相手を不安に陥れるような会話は避けたいので、「寂しいよ」の一言で切り抜けるのが無難です。

寂しいのか寂しくないのか

正直に言えば、実際寂しいときがあります。

それは

・家族連れやカップルがいっぱいいるところに行って場違いな感じを感じた時

・クリスマスケーキとかピザとか、大人数でワイワイしながら食べるものを食べる機会がない!とわかったとき。今年は忘年会とかないですからね。これは寂しい。

・年に数回はランチや女子会をしていた友人たちと、コロナのせいでなかなか会えないとき

普段の休日は、おひとりさまなりの「新しい生活様式」を取り入れたら、周囲が思っているほどには寂しくはないのですが。

それにしても、この程度のご挨拶的な質問で、心がゆらぐなんて。私はまだまだヒヨッコのおひとりさまです。