欠点があなたをカバーする
こんにちは！ぴのめです。
みなさんは「欠点」ありますか？
私はかなりあります。
よく「短所は長所でもある」と言って、
自分が短所だと思うことも、
他人から見たら長所だったりしますが、
欠点はやっぱり欠点。
私は「欠点を変えたい、失くしたい」
とずっと思っていました。
例えば、自分から積極的になれずに
他者依存が強いところ。
私は、誰かが何とかしてくれないか？
とつい考えがちです。
自分はいつも人頼みで自分に自信がなく、
頼りない情けない人間だって思っていたんです。
そんな見方をがらりと変えることが起きました。
最近、職場で新規業務を行うことになり、
増員で新人さんが採用されました。
その人は積極的で、失敗を恐れない明るいタイプの人。
まったくの未経験ですが、早く仕事に慣れようと
周囲から仕事を振られる前に、
「私がやります」
と自分から手を上げて、仕事に取り組みます。
私は「私と真逆の人だ。
こういう風に仕事に取り組むと、
早く仕事を覚えられるんだな。
見習わなくちゃ」と思って、
その人のことを見ていました。
それから2週間。研修もそこそこに
上司や同僚はその新人さんに、
どんどん仕事を振っていきます。
新人さんが業務を処理しきれないでいるのに、
おかまいなしで電話番までさせる始末。
しまいには、新人さんが上司に質問すると
「あなたの判断でやって」
と言われるほど。
新人さんは、
「私なにもわからないのに、
事務処理も電話番もいっぺんにやることになって、
入社して2週間足らずで判断しろって
言われてもできません。
上司はいつもあんな感じですか？」
と怒り気味に私に言ってきました。
「いやそれ、そのまま上司に言えばいいよ。
言わずに何でもやりますって言うから、
どんどん仕事が増えるんだって」
とは私もさすがに言えなかった。
私が入社したばかりのときは、
私は消極的で、
自信がないオーラを全開にしていたので、
研修期間が長くなり、
最初は仕事をまかせされませんでした。
だから、覚えるのは遅かったけど、
最初から自分のキャパ以上の仕事をふられることはなかったし、
職場で嫌な思いをしたこともなかった。
もちろん、消極的で仕事を覚えるのが遅いのは
いいことではないけれど、
そのせいで、ゆっくり丁寧に教えてもらえたし、
イヤな気持ちになることなく、
仕事を続けることができていたんだ
ということに今、気づきました。
私が転職を繰り返しても、
人間関係で嫌な思いをしなかったのは、
私の欠点が私をカバーしてくれていた部分も
あるのですね。
もう自分の欠点をクローズアップして
ウジウジ気にするのはやめよう！
と思いました。
欠点をカバーするつもりが、
まさかの欠点にカバーされていたなんて。
人生ってなかなかうまくできているもの
なのかもしれません。
それにしても
新規業務を入社2週間の、
しかも未経験の新人さんの判断に任せるなんて
大丈夫ですか、この職場。
がんばってる新人さんが
業務に慣れるまで
サポート を楽しみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
