にこちゃんから生き方を学ぶ
こんにちは!ぴのめです。
前回の記事では、私の子供たちについて書きました。
上の子がADHDのこまったちゃんで、
下の子が自己肯定感全開のにこちゃん。
このブログで何度も書いてますが、
母である私自身は、自己肯定感が相当低いです。
この1年間いろいろな本を読んだり、
ワークをやってみたりして少し上がりましたが、
基本は低空飛行。
自分に自信がなく、ささいなことで落ち込みやすい。
そんな私の子供の一人が、
どういうわけか最強の自己肯定感の持ち主。
どうしたら、あんなふうに生きられるの?
自分の子供ながら学ぶことが多いので、
今日はそのにこちゃんについて詳しく書きたいと思います。
にこちゃんはいつも笑顔
にこちゃんは、歩き出す前から
誰に対しても、自分から笑いかける赤ちゃんでした。
赤ちゃんタレントにしようかと思ったくらいです。
大人になった今でも、たいていにっこりしています。
不機嫌になることはめったになく、
私がお弁当を作り忘れても、
大事なテレビの録画を忘れても、
「まっ、いいよ」と許してくれます。
にこちゃんは不安が少ない
末っ子で、遅生まれだったので、
小さいころは周りより成長がちょっとだけ早かった。
出席番号がいつも1番だったこともあり、
幼稚園から小学校に入学後もずっと
みんなの見本にされていました。
一番目にやらされるので、
うまくいくかな?とか、自分にはできないかも?
とか考える時間もありません。
たとえうまくいかなくっても誰からも責められません。
この経験のおかげで
にこちゃんはものおじせず、
とりあえずやってみる子になりました。
「うまくいかなくても自分は許される」
という妙な自信が作られたので、不安や恐れもない。
不安や恐れを持たないと、
最初からそこそこうまくいくことが多いようです。
にこちゃんは本番に強い
小学校の高学年になるころには、
周りとの差はなくなり、ごく普通の子になりました。
中学高校では目立たないタイプ。
成績でも、スポーツでも、歌や絵をかくこととか、
ついでにルックスもどれもこれも標準クラスで
秀でたところがあまりありません。
ですが、本人はそれをまったく気にする様子がない!
にこちゃんがよく言うのは、
「自分は本番に強い」
人より秀でているわけでもないし、
極端に劣っているわけでもない、
ただ本番に強いだけ。
自信過剰でも、自己否定でもなく、
できることもできないこともありのままを受け入れて
ただ本番はうまくいくだろうって思ってるんです。
この考え方最強です。
自分も他者も評価したり、判断したりせず、
自分で自分を十分認めているご様子なので
他者承認は不要です。
だから周りに対して、「自分を認めろ!」
みたいな自己アピールをしません。
そうすると、周りの人の劣等感を刺激しないので、
周囲と平和的ないい関係を築いています。
にこちゃんは役割に徹する
にこちゃんは、運動神経がよくないのですが、
サッカーをやっていました。
足は遅いし、ドリブルはもたもた。
正直、親の目から見てもかなり下手っぴでした。
本人もサッカーに興味がない。
ただ、友達と一緒にいられることが楽しかったようです。
根性もなく、ゆるく練習していたにこちゃんでしたが、
試合ではいいアシストをしたり、
大事なときにシュートを決めて活躍していました。
にこちゃんが試合前によく言っていたのは、
「チームのこういう流れで、自分はこういう動きをするんだあ」
という自分の役割のシュミレーションでした。
にこちゃんは自分に求められている役割を
果たすことだけを考えていたんですね。
サッカーをすることで、自分の価値が決まるとか、
他者から承認を得ようとは思っていません。
チームのみんなとサッカーを楽しみ、
自分の役割を果たすことに集中していました。
シュートを決めても、自慢したり、ほめてくれーみたいな
態度はなく、満足そうにただニコニコしていました。
にこちゃんから学んだこと
にこちゃんは、
1.いつも笑顔で
2.不安や恐れにとらわれず
3.自分のそのままを認め
4.自分の役割を全うすることに集中しています。
これって私が教えたことではありません。
にこちゃんはどうやってこれらを身につけたのか?
どうやったら身につけることができるの?
にこちゃんはいつも笑顔。
にこちゃんにとっては、生まれつきなんだけど。
大人である私は、意識することで今からでも取り組めます。
不安や恐れにとらわれない。
これはちょっと難しい。
だけど、にこちゃんを間近で見ていると、
不安と怖れを手放すとどんなにハッピーかっていうのがわかります。
不安や恐れが、不要なものかっていうのがわかります。
自分のそのままを認める。
これもいきなりは難しい。
ですが、これに関しては私に思い当たるふしがあります。
にこちゃんが小さいころ、
私や周囲の大人は、にこちゃんが興味を持つものを全面的に認め、
全肯定しました。
生き物に興味を持てば、生き物の図鑑を与え、捕獲しに行き(虫・魚)、それを飼う。
乗り物に興味を持てば、
その乗り物の本やおもちゃを取り寄せ、
その乗り物に実際に乗ったり、
写真を撮りに行ったりしました。
これらの過程を、周囲の大人がにこちゃんと一緒に楽しみました。
自分が興味を持ったこと、好きだと思ったことは、
そのまま認めてもらえる。そして、みんなと一緒に楽しめる。
幼いころのこの経験が、
今のにこちゃんの自分に対する信頼感に
つながっているのではないかと思うのです。
ってことは、私も私が良いと思ったことを
人と分かちあう経験を増やせば
自己信頼感が上がるかも。希望が持てそうです。
自分の役割を全うすることに集中する。
って難しそうだけど、
よく考えたら、
私は、仕事をするときも、友達と何かするときも、
周りからどう思われるかってことを気にしすぎて、
役割を全うすることに集中できていなかった。
「今を楽しもう」とかって言うけど、
周囲の反応を気にしすぎて、全然楽しめていなかった。
にこちゃんがサッカーを楽しんでいた時の様子を思い浮かべると、
自分が今を楽しんでいないってことに改めて気づきました。
人からどう思われるかっていう自意識を手放したら、
楽しい世界が広がっていきそうです。
にこちゃんの現在
今は、もう成人したにこちゃん。
小さいころからずっと好きだったことを学校で学び、
自分が興味を持ったことは何でも挑戦して
それをSNSで発信したり、仲間を作ったりしています。
平和的なにこちゃんの周りには、平和的な人が集まるようです。
うーん、見習いたい。
にこちゃんとこまったちゃんが私のもとに授けられたことに感謝して、
こまった母さんは、二人に学ばせてもらって
遅ればせながら成長を続けたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。