比べるのは昨日のピノッキオ=ME

40代で離婚、50代でおひとりさまに。昨日の自分より一歩前にふみだすブログ。

にこちゃんとこまったちゃん

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こんにちは!ぴのめです。

この題名がわかる人、オーバー50?

 

にこちゃんとこまったちゃんは、

懐かしの「ロンパールーム」に登場するミツバチのキャラクターです。

にこちゃんは優等生だけど、

こまったちゃんはみどり先生を困らせます。

にこちゃんが登場する動画はこちら↓

ロンパールーム 1977年12月 - YouTube

うちのこまったちゃん

 私の2人の子供がまさにこのキャラクターです。

上の子がこまったちゃんで、下の子がにこちゃん。

上の子は小さいころから何をするにも、

「よくない」

「うまくいかない恐れがある」

方を選択します。

幼児のころはスーパーに行けば人にぶつかりながら走り回り、

小学校の参観日には、

はりきって手を上げて余計なことを言い、

中学、高校では先生を困らせる行動を起こします。

母である私がなんとかしなければ・・・と

しかったり、さとしたり、いろいろしたけど

変わりません。

小学校から高校まで毎年のように、

学校から呼び出しを食らっていました。

 

そしてうちのこまったちゃんは、

大事なものもそうでないものも、なんでも失くします。

相手の気持ちを考えず、

人を傷つけるようなことを平気で言ってしまいます。

そのうち人間関係まで失くしてしまうのではと

思い、もしかして発達障害じゃない?と

本人に伝えてみました。

最初、本人は認めたがらなかったけど、

高校を卒業しても、ミスやうっかりがなくならない。

20歳になるころ、本人が自分はADHDだと言い出しました。

自分で認めてからは、いろいろ工夫している様子。

こまったちゃんな部分は、アプリやグッズに助けてもらいながら

共存して暮らしているようです。

 

こまったちゃんが小さいころは

この子の育て方を間違えているのか?

私の接し方が悪いのか?

と悩みましたが、深刻にならずにすんだのは、

下の子が「にこちゃん」だったからです。

 うちのにこちゃん

下の子は、歩き出す前、

1歳になる前からいつもニコニコしていました。

人見知りせず、誰にでも笑顔なので周囲の人に可愛がられました。

歩けるようになっても、

上のこまったちゃんがお母さんを困らせているのを見ていたので

そんなことはしません。

このあたりは下の子あるあるですね。

さらに遅生まれだったので、

幼稚園のころは何をするのも、周りの子より少し先にできました。

人よりちょっとできるので、クラスの見本にされたり、

周囲の子を手伝ってあげることが多かった(本人の弁)。

小学校入学後は周囲から頼りにされて、

学年が上がるにつれ自分に自信をつけていくのがわかりました。

大きくなってからは周囲との差がなくなり、ごく普通の子に。

べつに人よりすごくできるわけではないので

天狗にならず、自分のとらえ方が適正です。

自信過剰ではないし、自己否定もしない。

この落ち着いた感じが周囲に好印象を与えます。

 

こうなると本人が他者承認を必要としないので、

基本発想が自由です。

人からどう思われようと、

自分のことをポジティブにとらえて、

興味を持ったものには何でも挑戦します。

はたから見ていると、

行きすぎた不安や恐れを持たないので、

最初からそこそこうまくいくことが多いのがわかります。

自己肯定感の低さに悩む私からみたら、

うらやましい限りです。

 

2人を同じように育てているのに、

下の子は「にこちゃん」なのだから、

上の子が「こまったちゃん」なのは、

私の育て方だけが原因ではない。

そう気づいたとき、やっと上の子の

「こまったちやん」を受け入れることができました。

 

逆に言えば、下の子がにこちゃんなのは、

私の育て方のおかげではありません。 

子供たちが持っている本質的な要素と環境、

親を含めた周囲の接し方と出会いがからみあって、成長していく。

人ひとりが成長する過程って、

本当に人それぞれで、ひとくくりにできない。

今ならそう思えますが、

子供たちが小さいころはそんなこと全然わからなかった。

子供を型にはめて、全部を背負おうとしていたので苦しかった。

これって、自分自身に対しても同じことが言えるのかなって思います。

にこちゃんでもこまったちゃんでも、みんないいんだって

タイムマシンに乗って過去の私に教えたいです。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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