比べるのは昨日のピノッキオ=ME

40代で離婚、50代でおひとりさまに。昨日の自分より一歩前にふみだすブログ。

パート転職☆不況編

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こんにちは!ぴのめです。

 

今年に入ってから、就業状況が大きく変わってしまいました。求人情報を見ると、新型コロナのせいで募集職種にかたよりが・・・。短期の体力仕事が多く、事務的な仕事は少なく感じます。

経済が変化している今、私と同じようにお仕事を探している方もいらっしゃると思います。私がこれまで経験してきた体力系お仕事は、コロナに負けず生き残っているようなので、未経験の方の参考にご紹介します。

清掃業

40代になってすぐにしたのが清掃の仕事です。清掃専門の会社に就職して、とある製造工場に配属されました。工場の中のトイレや廊下を決められたルートに従って掃除していきます。

職場では私が一番年下。70代の人もいて、かわいがってもらえました。

その工場の清掃ルートは5つあって、日替わりで一人1ルートを担当します。それぞれのルートはマニュアルがとてつもなく細かく設定されていました。

トイレ一つとってもどこから清掃するか、掃除用具をどうやって片づけるかまで、順番が細かく決められていました。

ちなみに紙のマニュアルはなく、先輩からの指示をひたすらノートにメモして覚えます。

1日目は先輩について、マニュアルを全部メモする。2日目は先輩を手伝いながら、メモったマニュアルを確認する。3日目は、先輩に見てもらいながら、一人で全部やってみる。という方法で全5ルートを覚えていきます。

全部覚えるのに1か月位かかりました。

独り立ちしてわかったのは、先輩から教わったマニュアル通りにやらないと、時間内に終わらないということです。

とってもタイトな時間設定で、無駄な動きを一切そぎ落とした、ある意味効率的なお仕事でした。

始める前は、汚いトイレの掃除は大変かなと思っていましたが、慣れてくると平気になり、むしろ達成感を感じて、ストレスなく働いていました。

ルートが日替わりなので毎日違う内容だし、清掃中は単独行動なので気楽だし、ずっと働けそうな感じだったのですが・・・。

同僚の60歳くらいのおばちゃんに、「若いんだから違う仕事にチャレンジした方がいい」と勧められたのです。

ちょうどリーマンショックのあと景気が上向いて、求人が増えてきたころでした。おばちゃんは先を見る目が違う、さすがです。おばちゃんの勧めにすなおに従って辞めました。

私は比較的きれいな工場勤務だったので最低賃金でしたが、大きい駅や空港、ショッピングモールなど多くの人が利用する場所の清掃は賃金が高かったりします。

工場やショッピングモールが営業縮小すると仕事が減りますが、最近のような経済変化には案外強いのではと思います。

 

農業

私は地方に住んでいるので、農業の求人がけっこうあります。農協に登録して派遣みたいな形で働くほか、収穫の時だけ農家を手伝ったり、農業を経営している会社の通年パートの仕事もあります。

私は野菜を生産している会社で、苗を植えるところから収穫、出荷作業までする通年雇用パートのお仕事をしました。

仕事の内容は、朝、当日出荷する分の野菜を収穫して、重さを測って、袋詰め。出荷先別に分けて梱包します。

それが終わると、昼からは畑とハウスの清掃や、種まき、苗植え、雑草取り、商品にならない野菜を間引く仕事です。

夏は暑く、冬は寒い。制服がないので、上にはおるヤッケ(!)、ナイロンパンツ、帽子など自分で用意します。長靴と軍手は支給されました。

結構汚れるので、洗濯が大変だった記憶があります。

何人かのグループで行動するのですが、黙々と、でも協力し合って仕事をしていました。休憩時間に一緒におやつを食べたりして、コミュニケーションが活発でした。

農業って腰を痛めるイメージがありますが、栽培するものによってだいぶ違います。例えばキノコは、棚の上に置いた瓶で栽培しますし、野菜もテーブルみたいな台の上で水耕栽培したりします。

かぼちゃとか大根とか畑のものを収穫するタイプが腰に厳しいと言えます。一番つらかったのは、じゃがいもを手で拾ったこと。あらかじめ、トラクターで掘ってあるので、土の中から拾うだけだったのですが、腰がやられました。

この仕事の問題点は、基本的に現地集合なので、車通勤必須ということです。地方特有ですね。

いいところは、売り物にならない商品をいただいたこと。天候に左右されることもあって、日々不良品がでるのは想定内。不良品は畑の片隅に捨てられる運命だったので、パートさんに配られることがありました。

それから私はこの農業経験のおかげで、おいしい野菜の見分け方を身につけることができました。今でも買い物に役立てています。

介護

こちらは、コロナや景気に関係なく求人が続くと思われる仕事です。

常に人手不足なので、初心者に丁寧に教えますとか、資格取得応援しますとか言って募集しています。年齢も経験も不問ですね。

私は介護の仕事を甘く見ていたので、1カ月弱の短い介護初任者研修を受けただけで、実習や施設見学など行かずにいきなり高齢者向けの介護施設に就職しました。

どんな施設があるのかもよく知らなかったし、施設の1日の流れというのを勉強していなかった。

就職先はそんなの知ってて当たり前みたいな感じで、いきなり利用者の○○さんの好みとか特徴とか注意点を叩き込んできます。

基本的な介護技術と、施設の仕事内容と、利用者さんの個別情報をいっぺんに学ばなければならず、最初の3か月は本当に苦労しました。

それでもすぐに辞めなかったのは、利用者さんから教えてもらうことがたくさんあったことです。お年がいって、人間的に成熟された方とのやりとりは学ぶことがいっぱいあり貴重な時間でした。

そして、介護に携わっている人は面倒見がよい人が多く、勉強不足の私にも根気強く仕事を教えてくれたので、あきらめず続けることができました。今思い出しても本当に感謝です。

ただ、ひと言で介護といっても、施設によって、仕事の内容がまったく違います。もし、介護職のお友達がいたら、仕事内容をよく聞くことをお勧めします。

お客様が、高齢者なのか、認知症なのか、障がい者なのかによっても全く違うし、施設によっても(特養、サ高住、グループホーム、デイサービスなど)、

施設の運営会社によっても(親会社の大小、個人経営、医療法人経営などなど)まったく違います。

私は個人経営の小さい施設に就職したので、賃金が低く待遇もよくなかった。ですが、ベテランの介護士さんが多かったおかげで、短期間にいろんな知識と技術を身につけることができました。

大きい施設だと賃金はいいけど、仕事が細分化されていて、技術を身につけるのに時間がかかったりするようです。なかには、見守り程度で介護技術がほとんどいらない施設もあります。

介護技術や知識を覚えるのも大変ですが、対人のお仕事で、気を使うことが多く、人の命にかかわる責任の重い仕事です。それだけにやりがいもあり、充実感があります。

大きめの施設で働くと内部でステップアップしたり、資格取得を助成してくれたり、年齢に関係なく正社員になれたりします。何より、景気に左右されず高齢化の中、仕事は増える一方です。

もし、介護の仕事に興味があるなら、まずハローワーク職業訓練で半年くらいの長めの初任者研修を受けて、施設実習や施設見学をすることをお勧めします。

コロナが収まらない今、求職活動するよりは、数カ月かけて研修を受けて施設実習で施設の仕事を把握し、そこから就職活動しても遅くはありません。

研修を受けてみて、自分には無理かもと思ったら、別の仕事の就活をしてもいいわけです。研修自体は自分の家族の役にも立つので無駄にはならないと思います。

まとめ

私は、これ以外にもいろんな仕事を転々として、ずっとパートで働いてきました。

子持ちシングルでも、ずっとパートでいくぜ!とのん気に思っていた私ですが、今回コロナの影響をまともに受けて、今後の人生を初めてまじめに考えました。

年金をもらうまであと10年以上は働きたいのに、おひとりさまで、仕事はパートで安定せず、退職金もない。そのうえ、コロナのときにしていた仕事は、昨年から業績不振で数年先が見通せない。

そして、だいたい10年周期で景気の下落があることに気づきました。50年生きてて今ごろ気づいたなんて遅(汗)。

ってことは、私が年金をもらうまでに、最低もう一回はこんな騒ぎがやってくるってことです。

まずい、このままではまずい。

まずいとはいえ、これからすぐに正社員になって安定した仕事に就くというのは、50過ぎの私にとって現実的ではありません。

いっぺんにすべてを変えるのは大変なので、ひとつずつを安心できる方向に向けていくことにしました。

それで、まずコロナの自粛中にブログを始め、副業について模索。

それから、パートのままですが景気の影響を受けない仕事に転職しました。

新しい仕事を覚えながら、元気に働き続けるための次の作戦を練っていきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました😊