比べるのは昨日のピノッキオ=ME

40代で離婚、50代でおひとりさまに。昨日の自分より一歩前にふみだすブログ。

パートか正社員か

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パートのまま50代

こんにちは!ぴのめです。

私は、結婚をきっかけに正規雇用の仕事をやめ、その後はずっとパートで働いています。離婚する前後に、お金が必要だったので、契約社員を2年だけ経験しました。正社員の話やお仕事もありましたが、お断りしてきました。

契約社員って仕事の内容は正社員と同じなのに、お給料が低い。正社員だと転勤があったり、夜勤があったり。

おまけに私は発達障害があるので、営業や事務の仕事が難しい。そんな理由で仕事を選んでいるうちに正社員が遠のいて、パートを続けていたらあっというまに50代。

同世代が更年期や病気で体調を崩しているのを見ると、あーどうしよう。そんなことになったら私なんかすぐに失業だわと焦ってしまいます。

今思えば、離婚するとき、周りから正社員の仕事を探しなさいと言われました。でもなぜかピンとこなかったのは、私の周りのシングルマザーやおひとりさまのほとんどが非正規雇用で働いていたからです。

20年位前は、シングルマザーっていうと、正社員目指して、もしくは正社員になってバリバリ働いているイメージでした。例えるなら生命保険の営業です。

でも、最近は正社員ではなくパートで働く、シングルマザー&おひとりさまが結構いて、いろんなパターンがあることに気づいたんです。 

50代独身パート余裕あり

例1 持ち家パートタイマー

離婚するときに持ち家を手放さずに済んだ賢いシングルマザー。もしくは、実家を相続したおひとりさま。家のローンがなかったら、家賃の支払いがなかったら、そんなに稼がなくてもいいんです。持ち家なら、賃貸契約がないので、正社員じゃなくても全然OK。

例2 実家暮らしパートタイマー

親と同居のシングルまたは実家に出戻りのシングルマザー。こちらも家に関する心配がありません。親との同居は、ストレスもありますが、夜遅くなっても子供の様子を見てもらえたり、生活費も抑えられ、親の年金も入ってきたりして、それなりに助かります。やっぱり家って大事。

例3 パートナーと死別おひとりさま

遺族年金があります。パートナーが家を残してくれたりしてます。

例4 副業持ちパートタイマー

パートの他に副業を持っている方、最近流行ってますね。でも、昔からいらっしゃるんです。内職したり、手作りの品を販売したり、知り合いの店を手伝ったり、何かの講師をするなど、副業収入があなどれません。

例5 パートナーありパートタイマー

事実婚だったり、ただの同居だったり、大きな声じゃ言えないけど「実はパートナーがいる」。結構なお年で、パートおひとりさまなのに、ずいぶん余裕があるという方にこのパターンがあります。

50代独身パート余裕の条件

私はこんな人たちに囲まれて、自分の立場をすっかり忘れていました。私は家無し、バツイチ、副業始めたばかりのただのおひとりさまでした。

これまで景気も良かったし、人手不足で雇用はいくらでもあったし、ずっとパートでやっていけるよとお気楽に考えてましたが、気づけば50代。ちょっと出遅れたけど、60代に向けて準備を始めるべきでしょう。

このように取り上げてみると、「家賃がかからず住む家があるかどうか」がキーポイントです。持ち家があれば、パートでも50代以降の心配が激減です。

50代おひとりさまで賃貸暮らしだと、何かあった途端に家賃の支払いに困ります。引っ越しがしたくても、パートだったら、保証審査が通るか微妙です。せめて公営住宅など長く住み続けることのできる住まいを確保しておく必要があります。

それから、パート以外の収入を得る方法を持つと安心です。副業だったり、内職だったり、投資もあります。家の中で収入を生み出す方法を持っていれば、パートと併用できます。

さらに親でも兄弟姉妹でも子供でも、同居する人がいると、介護や家事などいろいろあったとしても、独り暮らしよりは安定です。

実は公営住宅の独り暮らし向け住居の倍率は高く、同居人がいた方が、公営住宅の申し込みの幅がぐんと広がります。生活費も安く抑えられます。

まとめ

50代から定年まで働き続けるのなら、パートよりも正社員の方がベストです。だって病気になっても、経済状況が変化しても、すぐにクビをきられることはありません。

でも、最初から50代正社員雇用の仕事はなかなかありません。それにいきなり正社員になって激務で体調を崩しては、意味がない。50代の体調回復には時間がかかります。

では、私みたいなフラフラ50代パートおひとりさまが正社員になる道は・・・

最後に、私が研修を受けた先で知り合った方の例をあげますと、

「40代後半で離婚後、資格もなく未経験で介護施設にパートで就職。最初は全然興味がなかったけど、働いているうちに技術が身に付き、資格を取得して50代で正社員になった。」

という方がいました。この方の勤務先は、多くの介護施設を持っており、その中で異動も可能とのこと。自分に合った職場を希望することもでき、定年まで勤めることができると自信を持っておっしゃっていました。

介護の仕事は、人手不足ですし、未経験可で正社員登用が多く、もともと働いている方々の年齢層が高いので、このようなこともありえます。ちょっと希望が持てますね。

このように正社員になる道もあるし、パートのまま60代を迎えるために何を準備するかもわかってきました。

どちらの場合でも大事なのは「心身の健康」!

私の場合は、今の仕事をもっと続けたいので、パートのまま健康に働いて「家の確保と副業の安定」を目指します。