私をわかってくれる人は?
こんにちは!ぴのめです。
ココロの泉から承認欲求がこんこんと湧き出ている私。
普段は蛇口をピッと閉めていますが、
ときどきゆるんでしまうことがあります。
それでも、最近は
あっ、蛇口壊れてる!
と気づけるようになったので大事にならずにすんでいますが。
こんなふうに気をつけて過ごしていると、
人様の承認欲求にも敏感に反応するようになってきました。
これって結構よい傾向でして、
おっ、今この人、蛇口全開だ!とわかったら、すかさず、
本当ですかー、
すごいですねー、
なるほどー、
と大きくリアクションすると大抵満足してくださいます。
それって甘やかしじゃないの?と思いがちですが、ここでスルーすると
承認欲求の蛇口が閉まらず、いつまでもダダ洩れになって話が終わりません。
適切なタイミングで蛇口を閉める。
これで私も相手も満足な結果となります。
承認欲求って、誰にでもあるし、完全になくす必要もないと思っています。
承認欲求のかけひき
さて、このあいだ、ある会合で偶然出会った人たちと
初めて自己紹介する機会がありました。
その中のひとり(Aさんとしましょう)が、
「数年前に主人を亡くして一人で暮らしています」
ということを、何度も何度も繰り返し言いました。
私は、途中で「あっ、これは、承認欲求を認めるタイミングのヤツやー」と気づいて、
「そうなんですねー」云々。
大きめのリアクションを返しました。
一方、もう一人の人(Bさん=私とほぼ同年代)はほぼノーリアクションでした。
そのあと、Bさんが自己紹介。その中で、ずっと独身であることをサラっと話されました。
最後に、私の番。離婚歴アリ、子供が巣立ち一人暮らしであることを私もサラっと話しました。
その後最後まで、距離が縮まる空気にならなくて、よそよそしい感じのまま、その日はお開きになりました。
むむむっ、そう、そうなんです。
私もBさんも、プライベートが「長年寄り添った夫と死別」という状況から遠くて、
家族が亡くなったという部分からの共感になってました。ちょっとズレてました。
さらに、自己紹介というなごやかなフロアにいたと思ったら、
ご主人が亡くなったという衝撃のフロアまで駆け降りることになり、
私もBさんもスタートダッシュに出遅れました。
それで、Aさんは何度も同じ話をされたのではと思います。
もし、最初からAさんが、私とBさんのプライベートを知っていたら、話の内容が違ったかもしれません。
事情が違うにせよ、3人とも愛する伴侶がいない状況ですからね。
おひとりさまというくくりからお話されたら空気は違ったかも。
承認欲求の出しどころ
承認欲求って、出しどころがピタッとはまれば、満たされやすいです。
例えば、マニアックな趣味の集まりで、
「私はすごいレアなものを持っていますよ。」と主張したとしても、周囲は、そのすごさを理解できるから認めてもらえやすい。思いを共有できて自分も相手もその場を楽しめます。
そのマニアックな趣味をよく知らない人の集まりで、同じ話をしてどれだけレアなのかを一生懸命説明しても、
それを手に入れた努力に共感はしてもらえても、そのすごさを心から共有することは難しい。
承認欲求を出してもOKな場所、場面を自分で設定しておくといいのかもしれません。
そして普段から、なにがトリガーになって蛇口が開いちゃうのか、知っておくことが大事。
年を重ねれば重ねるほど、人生が紆余曲折を経れば経るほど、誰かれ構わず共感してもらうのは難しいと実感しています。
結局、自分のことを誰よりもよく理解して認めてくれるNO.1は自分自身⁈
自分のことをよく知って、自己受容力を高めるべく、今日もぼんやりYoutubeを見てしまった自分を許します!
最後までお読みいただきありがとうございました。